E-FRIT MATLABプログラム
E-FRITは,プラントモデルを構築することなく,日常的に取得されている閉ループデータ(フィードバック制御下での運転データ)から直接的に最適なPID制御パラメータを決定できる手法です.モデル構築の手間を省き,手軽かつ迅速に高性能なPID制御パラメータ調整を行いたいという産業界のニーズに答えるために開発されました.既に,複数の企業においてE-FRITの適用事例があり,大きな成果をあげたと報告されています.
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更新履歴
- 2014.05.20
- E-FRIT version 3.0 を公開
- 2010.10.06
- E-FRIT version 2.0 を公開
- 2010.05.27
- E-FRIT version 1.1 を公開
- 2010.05.22
- E-FRIT version 1.0 を公開
ユーザとの質疑応答,コメント
- 2010.06.29
- [Q] PID制御のときに,極端に比例動作が弱く,積分動作が強くなります.
[A] PID制御およびPI-D制御の場合,操作変数変動量に対するペナルティの係数lambdaを小さくして下さい.目安としては0.005,振動が気にならないなら0で構いません.I-PD制御の場合,初期値1のままで構いません. - 2010.05.27
- [Q] fir1関数がありません.
[A] fir1はsignal processing toolboxの関数です.このツールボックスがない場合は,別のフィルタを用いるか,あるいはフィルタリングしないかになります.いずれにせよ,fir1を使用している部分を書き換えて下さい. - 2010.05.27
- [Q] サンプルデータを読み込むことができません.
[A] データファイル(MATファイル)にも互換性の問題があります.MATLAB version 5以降で読み込めるデータファイルを作成しました.E-FRIT version 1.1からダウンロードして下さい. - 2010.05.24
- [C] R2007bを使用している場合,fminconのオプションを
options = optimset('LargeScale','off','DerivativeCheck','on');
とする必要がある.